エピソード・ガイド(第5シーズン)


第70話「ひと夏のロマンス」

1971年の夏。アーノルド家とファイファー家は、ウィンハッチ湖畔にコテージ を借り、1週間の家族旅行に出かける。しかし、もうすぐ高校生になるケビン とポールには、家族と何かをするのがひどくつまらなく感じられる。そんな時、 ケビンはその町に住むカーラという同い年の女の子と知り合い、仲良くなる。

しかし、二人に残された時間はわずかだった。最終夜、ケビンは父親が「最後 の晩は家族で一緒に」と言うのを振り切って、カーラに会いに行く。しかし、 ケビンは最後の夜はカーラとずっと過ごしたいのに、「今夜限り」であること がわかっている二人の間はどことなくぎこちない。二人はキスをするが、ケビ ンはその夜はそのままコテージに帰ることにする。


第71話「高校の奇妙な基本ルール」

ケビンはウィリアム・マッキンレー高校に入学する。しかし、親友のポールは 私立高校に行ってしまい、ケビンはひとりぼっちで寂しい。ウィニーも同じ高 校に通っているが、時間割が全く違うのか、あまり話せない。寄ってくるのは 小学校の頃クラスが一緒だったというだけの、奇妙なスチュワートという生徒 位。兄・ウェインの邪魔まで入ってしまう。

そのうえ初日からケビンは、生徒をルール縛るのが好きで、嫌味な政治経済の 教師・ボトナーに目をつけられてしまう。ボトナーはクラス全員の前でケビン にだけ嫌味を言ったり、レポートの書き直しをさせる。ポールは私立高校生活 を楽しんでいるようだし、ボトナーの嫌がらせは続く。ケビンの孤独感はます ます強くなるが、結局一人ぼっちでも戦うという決心をする。そして、禁止事 項の「ノートを破ること」で、ボトナーに反抗する。引き続いて、クラスの生 徒もケビンと同じくノートを破ってみせる。それをきっかけにケビンは、皆も、 自分と同じような不安や恐れを感じていたことに気付く。


第72話「金物店のアルバイト」

ケビンの初めてのアルバイトは、金物屋の店員の仕事だ。しかし、仕事は退屈 だし、店主のハリスさんは頑固なおじいさんなので、ケビンは楽しくない。女 の子の沢山集まるモールのハンバーガーショップでバイトをしたいが、父親の 紹介で始めたので、辞められない。時給の安さを理由にバイト替えをしようと するが、ハリスさんは賃上げをしたために、さらに辞めにくくなってしまう。 しかしケビンは、友達だけでなく、父でさえも、ハリスさんの店を時代遅れだ と感じていることを知り、金物店でのバイトを辞めることにする。辞めるとき、 ケビンは、自分が気付かないうちに、ハリスさんから多くを学んでいたことを 知る。

第73話「スリリングなロマンス」

高校3年生のフランクとデニスは、大人びていて色っぽく、ケビンの高校でも 公認の「カップルの中のカップル」である。英語の時間に、キーツの恋の詩を きっかけにデニスとケビンは話をするようになる。フランクとデニスの仲は、 最近どうもうまくいっていないようだ。ケビンはそれぞれの相談に乗ることに なる。ケビンはデニスが自分にも興味を持っているのではないかとドキドキし つつも、フランクにアドバイスをする。結局フランクは自分なりに、デニスに "If I Were Carpenter"を歌い、二人の仲は元に戻る。

(その時、デニスはすでに妊娠していて、次の年に高校を卒業した二人は、そ れぞれに専門学校と大学に進み、結婚をした。風の便りによると、二人はその 後離婚したらしいが、ケビンは信じていない)


第74話「魅惑の夜を求めて」

ケビンの友達の中で、リッキーが1番最初に免許を取得する。金曜の夜、 リッキー達は車で遊びに行くことになり、ケビンはデートを断ってまで 一緒に行くことにする。しかし、初めてのドライブはトラブル続きである。 最後にはガス欠が起こり、ケビン達は車を押して帰ることになるが、 ケビン達は懲りずに、また来週もドライブに行くことにする。

第75話「恋のトライアングル」

兄・ウェインはサンディーとつき合い始める。

第76話「栄光と伝説の始まり」

ケビンは新設されたばかりのサッカーチームに入る。

第77話「袋小路のキングとプリンセス」

父・ジャックの43歳の誕生日には、家族皆で集まって 食事をすることになった。

第78話「変わる僕 変わらぬ父母」

アーノルド家では、毎年友人を招いてクリスマスパーティを開く。

第79話「消えたもの 消えないもの」

ポールの父は、海辺の家に投資をして、突然お金持ちになった。ファイファー 家は新しいカラーテレビ、芝刈機を買ったり、カントリークラブに入ったりす るのを見て、アーノルド家は面白くない。しかし、結局投資は失敗し、もとの 生活に戻る。ポールは、私立高校をやめて、ケビン達の通う公立高校に通うこ とになる。

第80話「天才ドライバーの誕生」

ケビンは高校で自動車免許取得のためのクラスをとっている。 しかし、運転はわりとうまいのに、どうしてもバック駐車ができない。 自信をなくしたケビンは、実技テストを受けずに帰ってきてしまう。

第81話「1ドルの贈り物」

ケビンの祖父が遊びに来た。しかし、彼は年をとって、運転するには危なっか しいので、ケビン達をハラハラさせる。ケビンは祖父を家まで送っていくこと にする。祖父は、ケビンに自分の車を1ドルで売ってくれる。

第82話「パスと落第の間」

新任の英語教師・ショー先生は、成績評価をすることに反対している。

第83話「大人になるって切ないこと」

ウェインは大学適性試験・SATを受けなくてはならないのに、真面目に勉強し ないで、両親を心配させている。試験当日、ウェインは試験を受けずに、友達 のワーツと軍隊の見学に行ってしまう。両親は怒るが、結局ウェインは体質 の関係で、軍隊に入隊できなかった。

第84話「原始人のへあこがれ」

ケビンはジュリーとつき合い始める。ジュリーは世話焼きな女の子で、常にケ ビンを自分の型にはめるのが好きである。縞のシャツを着せたり、毎日会わな いと寂しいと言う。ジュリーの父親はケビンに対して、気さくで、親切である。 しかし彼も、ケビンがジュリーに支配されつつあるように、妻であるジュリー の母、ジュリーを含む娘3人、そしてプープーという名の雌のヨークシャテリ アに、つまり女ばかりの家族に支配されている。

つき合い始めて3週間後、ジュリーは「そろそろステディーになりたい」と言 い、それを家族の前で発表するために、ケビンを夕食に招く。しかし、ケビン は、男友達とも遊びたいし、自分の好きなように振る舞いたいと思い、「ステ ディーにはなれないし、縞のシャツももう着たくない」と、ジュリーの家族の 前で言う。ジュリーは泣き、二人は別れることになる。

数日後、ケビンは広場で男友達と遊んでいるときに、ジュリーの父親に会う。 ジュリーの父は、「ジュリーは新しい彼を見つけ、相変わらず縞のシャツを着 せている。でも、支配されるのもまた幸せでもある」と言う。


第85話「昔の二人と今のふたり」

ケビンの高校にスゥエーデンからのセクシーな留学生、インガーがやってくる。 もちろん、たちまちケビン達の憧れの的になる。ウィニーがインガーと図書室 で話しているのを見かけたケビンは、ウィニーにインガーを紹介して欲しいと 頼む。ウィニーは交換条件に、ケビンの歴史のクラスにいる転校生、マットを 紹介して欲しいと頼む。4人は昼休みに紹介し合い、春のダンスパーティに行 く2組のカップルが出来上がる。

マットが車を運転できない為、インガーと2人きりになりたい意に反して、ケ ビンは、マットとウィニーも一緒に車に乗せていくはめになった。車の中では、 ケビンとインガーの会話はどうも噛み合わないし、ケビンとウィニーはお互い に妙な突っ込みを入れ合っている。マットはウィニーに「好きな○○ベスト3」 を聞き続けている。ダンス会場で、やっとインガーと2人きりになれたと喜ん だのも束の間。インガーの子供っぽさを知り、どうもムードが作れないケビン はがっかりする。ウィニーとマットもどうもうまく行かない。マットとがイン ガーを踊りに誘ったので、仕方なくケビンはウィニーと踊ることにする。

しかし、踊っている2人の間で、確実に何かが変わる。お互いに好きだという 気持ちに気付き、それを隠しきれなくなった2人は、ようやく気持ちを確認し 合う。


第86話「本物のヒーロー」

ボビーはケビンの高校でバスケットボールの名プレーヤーである。その彼が所 属するバスケットボールチームが大きな試合に出ることになり、ケビンは仕事 に疲れた父も連れて、試合を見にいくことにする。しかし、試合はうまくいか ず、ボビーはケビンに冷たい態度をとったため、ケビンは、ボビーが自分にとっ ての本当のヒーローではなかったことに気付く。そして、父・ジャックこそが 自分にとっての本物のヒーローかも知れないと思う。

第87話「ランチタイムの青春模様」


第88話「未知の世界への入場券」

ケビン達は映画「愛の狩人」が見たくてたまらない。「愛の狩人」は、R指定 の映画で、この当時の映画にはほとんどなかった、ベッドシーンがある映画だっ たからだ。しかし、ポールは、両親の友人が大学生の娘・ベスを連れて訪問に 来ることを理由に、映画には行かないと言う。ケビンは、それが面白くない。

結局、ケビン達は、誰も偽身分証明書を持って来なかった上に、映画館に忍び 込んだのがバレて、つまみ出されてしまう。その夜遅く、ポールが訪ねてきて、 ベスと成り行きで初体験をしてしまったと告げる。それを聞いたケビンは、 ポールだけが先に大人になってしまったように感じ、自分から離れて行って しまうような気がする。


第89話「予期せぬ週末のパーティー」

両親が週末に泊まりで出掛けることを知ったケビンは、友達を呼んで、家でト ランプをすることにする。しかしそのうちに飽きてしまい、友人達はパーティ をしようと電話をかける。それが何故か大勢に伝わってしまい、全く知らない 人々までが酒類を持ってやってきて、一晩で家中はひどい散らかりようになる。 それをかたづける間もなく、両親は予定より早く帰ってきてしまうが、何故か ウェインのせいになり、ウェインが怒られることになる。

第90話「あらしの夜の出来事」

マイケルと同棲している大学生の姉・カレンが、マイケルと喧嘩をして別れる つもりだと、突然帰ってくる。原因はマイケルがカレンに結婚を申し込んだこ とだった。アーノルド家の男3人は、カレンの物を取りに、2人が同棲してい た家に行く。しかし、嵐の夜に、マイケルはアーノルド家にもう一度カレンに 結婚を申込みにやってきた。嵐の中に何時間も立ち尽くしているマイケルの姿 を見て、カレンは彼の自分への本当の愛に気付き、結婚を決意する。

第91話「ただひとつの愛」

ケビンの姉・カレンはついに、マイケルと結婚することになる。 母・ノーマが結婚式について何でも決めてしまおうとするのを、カレンは 嫌がり、自分達らしい結婚式をすることにする…ヒッピー・インディアン・ スタイルの結婚式を。 結婚式はうまく進む。しかし、カレンとマイケルは、「式の後にアラスカへ引っ 越すこと」を家族になかなか告げることができない。そうこうしているうちに、 2人友人が持ってきたケーキに「アラスカ」という文字が書いてあったことで、 2人のアラスカ行きは妙な形で知られてしまうことになる。両親は心配するが、 二人の新しい門出を皆で祝うことにする。

第92話「夏の日の幻想」

夏休み。ケビンはポールの紹介で、中華料理店でアルバイトを始める。ウィニー もパーラーでバイトを始め、二人はなかなか会えない。そんな毎日が嫌になっ たケビンは、昨年の夏に湖で出会った少女・カーラからのクリスマスカードを 見つける。そして、バイトに向かう道、ポールを乗せた車の中で、昨年の夏に 過ごした湖に行くことを決意する。もちろん、カーラに会うためである。(第70話「ひと夏のロマンス」参照)

偶然入ったガソリンスタンドでカーラはバイトをしていて、ケビンはカーラを 簡単に見つけることができる。カーラの仕事が終わった後、ケビンとカーラは 浜辺を散歩する。しかし、ケビンがカーラにキスをしようとすると、カーラは 嫌がって帰ってしまう。一晩、車の中で悩んだケビンは、結局家に帰る前に、 カーラに会って昨夜のことを謝りに行き、自分には今、ウィニーがいることも 告げようとする。すると、カーラから彼女には1月からつきあっている彼氏が いるということを聞かされる。ケビンは、自分が湖に来たことを後悔し、家に 帰ってから、ウィニーと何とか時間をやりくりして、デートをすることにする。


第93話「16歳の恋」

ケビンとウィニーはハンバーガーショップへ入る。しかし、レジの女の子がケ ビンに愛想を振りまいたことにケビンが気をよくしたのを見て、ウィニーは機 嫌を損ねてしまう。

機嫌をとりなそうと、ケビンがいろいろと試みる間に、ケビンはこれまでのこ とを思いだし、ケビンとウィニーの回想シーンがいくつか入る。しかし、ウィ ニーのまわりは他の女の子が固くガードをしていて、ウィニーは口をきいても くれない。しかし最後には、ウィニーは、ケビンの想いに折れ、二人は駐車場 で長いキスをかわす。


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Last updated on 03/31/07

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