エピソード・ガイド(第1シーズン)


第001話「大人への階段」

1968年のイベントの回顧録から、物語は始まる。夏休み、子供達が路上で遊ん でいる光景と共に、ケビン、ポール、ウィニー、ケビンの家族の簡単な紹介が ある。ウィニーの兄、ブライアンは6月にベトナム戦争へ行くことになる。

夏休みが終わり、ケビンは中学校へ入学する。バス停で会った、幼なじみのウィ ニーは、眼鏡からコンタクト変えたうえに流行の服を着て、「おてんば娘」か ら「女性」に変身したように見え、ケビンをドキドキさせる。中学生活1日目、 何とかクールにカッコよく決めようと奮闘するケビンだが、なかなかうまくい かない。ランチ・タイムにウェインが「ウィニーはケビンの彼女だ」といって ケビンをからかったので、ケビンは「ウィニーなんて全然可愛いと思わない」 と怒ってカフェテリアの外へ出る。しかし、あまりにイライラしていたために、 カフェテリアに林檎を投げるなどの騒ぎを起こしてしまい、放課後、両親が呼 び出されてしまう。

帰り道、無言の両親と乗る車の中で、この後どんなに怒られるかと思いながら、 家に着くと、「ブライアンがベトナムで戦死した」ことを知らされる。胸騒ぎ を覚えながら、ケビン達の昔からの遊び場だったハーパーの木の所へ行くと、 そこにはウィニーが座っている。ケビンはジャケットをウィニーにかけてあげ、 カフェテリアの出来事を謝り、ブライアンの死を悲しむ。二人はキスをする。 それは、ケビンにとってもウィニーにとっても、ファーストキスだった。


第002話「二人だけのブランコ」

ハーパーの木の下でウィニーとファーストキスをしたケビンは、ブライアンの お葬式でもそのことが頭から離れない。ウィニーの家で、ウィニーのそばに いるだけで興奮してしまうケビンの目の前にブライアンの像が浮かび上がり、 「今は、ウィニーをそっとしておいてあげた方がいい」と言われる。

学校では、性教育の授業が始まり、ケビンとポールは異性への興味でいっぱい。 家で、教科書の先読みをする。しかし、ウェインに「教科書を書いたのは2累 にも行ったことがない奴らだ」だと"Everything You Ever Wanted to Know About Sex"という本を教えられ、ポールとこっそり買いに行く。本 をベッドルームに隠しておいたケビンは、母に見つかってしまい、母の引き出 しをこっそり開けてその本を持ち出したのだと勘違いされる。

ウィニーは、しばらく学校を休んでいる。学校の帰り道にウィニーに会ったケ ビンは、次の日に会う約束をする。翌日、ケビンとウィニーは、約束通り「会 う」が何をしたらよいのかわからない。ケビンはウィニーの肩に手を回したい が、うまくいかない。結局、森の中にブランコを見つけた二人は、昔のように ブランコにこいで遊ぶことにする。そして、もう少し「子供」でいることにし ようと思う。


第003話「父さんの会社」

ケビンの父は、会社から帰ると、いつも不機嫌である。不機嫌なときは、テレ ビの前に座りきりになり、もっと不機嫌なときは、庭で星を見ているので、父 の機嫌はわかりやすい。ケビンは、そんな父の姿しか知らない。自分が父親の 職業について具体的なことは何も知らないことに気がついたケビン。普段は恐 ろしいだけの存在である父のことをもっと理解したいという思いから、一緒に 会社に連れて行ってもらうことにする。

翌日、ケビンはスーツを着て、父の働くノーコムに一緒に出勤する。コーヒー・ ブレークに、父は、子供の頃は野球選手になりたかったこと、ケビンの歳の頃 には船長になりたかったことなどを語ってくれる。ケビンが何故その夢の通り にしなかったかを訪ねると、父は、「ノーマ(ケビンの母親)に出会って結婚し、 子供ができたから、生活をしていかなくてはならなくなった」「男は自分で決 断し、自分で生きていくものだ」と説明する。ケビンはそんな父を尊敬する。

その後、父の上司が、怒鳴りこんできて、ケビンの前で恥ずかしい思いをさせ ようとする。しかし、父はほとんどそれに応じず、感情も表には表さないでい た。それを見たケビンは、何故父がいつも家であんな態度をとるのか理解する。 家に帰った二人は、一緒に星をみる。


第004話「気まぐれなエンジェル」

ホワイト先生の英語の授業で、「価値観」はどこから身に着くものかについて 話し合ったケビンは、姉のカレンが何故ヒッピーの格好をしたり、ヒッピーの 恋人ルイスが好きなのか、姉の価値観に興味を持つ。ケビンは、ルイスがメリッ サ他の女の子に電話をしていたところを見て、その女の子ともつき合っている らしいと怪しむ。そのことを尋ねたケビンに、ルイスは「カレンとはオープン な関係だし、自分はカレンもメリッサも愛せるのだ」と説明する。ケビンは、 そんなルイスのことがますます気に食わず、ルイスをカレンのまわりから追い 払おうとする。しかし、うまくいかないうえに、ウェインに相談しても取り合っ てくれない。

ある日、ルイスがアーノルド家の夕食にやってくることになる。ケビンの母・ ノーマは友好的に振る舞おうとする。しかし、ルイスはノーマに、主婦でいる ことで本当に幸せかと質問をし、場の雰囲気が崩れ始める。ケビンの父・ジャッ クは、ルイスが菜食主義者で肉を食べないと知り、腹を立てる。そしてもっと 彼を怒らせたのは、ルイスが「ブライアン・クーパーの戦死は無意味なものだ」 と言ったときだった。ルイスは、「人々は洗脳されているだけだ。このままだ と、ウェインやケビンまでが次の標的だ」と続ける。もと軍人だったジャック の怒りは頂点に達する。ルイスとカレンは席を立つ。

ベッドに入ったケビンは、誰が正しくて誰が間違っているのか、よくわからな かった。外では、ルイスに「メリッサを愛している。でも彼女とは寝ていない」 と言われたカレンがショックを受けて泣いていた。


第005話「電話していいですか」

ホームルームの時間に目があったことから、ケビンはリサに一目惚れしてしま う。そのことをランチ・タイムにポールに打ち明けたために、ケビンの気持ち は学校中に広がり、リサにまで伝わってしまう。その恥ずかしさのあまり、ケ ビンは翌日仮病を使って学校を休む。

テレビでアポロ8号の偉大な挑戦を見て、ケビンは自分もリサに電話をすると いう、偉大な挑戦をしようと決意する。しかし、実際はウェインの邪魔が入っ たり、皆に知れて笑われるのではないかと想像してしまったり、うまくいかな い。何度も、受話器を置きなおしてしまう。最後にたった4分だけだが、リサ と話すことができる。


第006話「ラストダンスは君と」

相変わらず、ケビンはリサに夢中である。学校のダンスパーティにも誘いたく てたまらない。理科の時間に筆談の中で、ケビンはリサをダンスに誘うことに 成功する。ポールから「ケビンはリサとダンスに行く」ことを聞いたウィニー はがっかりするが、それを隠そうとする。

しかし、結局リサはブラッドという別の男の子に乗り換えてしまった。「あな たと私はただのお友達」とまで言われてしまい、ショックを受けたケビンは、 ウィニーを誘うことにする。ところがウィニーはすでに上級生のカークに誘わ れていた。ケビンは、ダンスパーティには行かないことにする。

家に帰ったケビンは、普段のケビンらしくない。母にダンスパーティに行くよ うに薦められて、ポールと行くことにする。しかし、ポールはカーラ・ヒーリー と仲良くなり、ケビンを忘れてダンスを楽しんでいる。ポールのことだけでな く、リサとウィニーがそれぞれの相手と楽しそうにしているのを見るのも面白 くないケビンは、会場の体育館の外に出る。ケビンは、リサを誘ったときに、 ウィニーにやきもちを焼かせようという気持ちもあったことを後悔する。ケビ ンの空想の中で、さっき家で見ていたテレビ番組、"I Dream of Jeannie"のランプの精としてウィニーが現れて、ケビンの望みを聞く。 そして、現実にも、目の前にウィニーが現れる。ケビンは「一緒にダンスを 踊って欲しい」と望みを告げる。二人は一緒にスロー・ダンスを踊る。


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Last updated on 03/31/07

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