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どのくらい英語力があれば読めますか?
一概には言えないのですが、アメリカの小学生向けの本なので
中学英語の基礎ができていれば、辞書を片手に頑張れば何とか読めると思います。
センター試験レベルくらいの英語が読めれば、もう十分なのではないかと。
英語は苦手!見るのも嫌!という方にはちょっとつらいかも知れませんが。
でもね、テレビを見ていたファンの方なら、設定がフルハウスというだけで、
ぐんぐんとイメージが湧いてくるからでしょうか。不思議なことに、
ずいぶん読みやすくなるものなのですよ。
とりあえずは、Michelleシリーズから一冊読んでみてはいかがでしょうか?
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お薦めのシリーズはどれですか?
個人的には、MichelleシリーズとSistersシリーズが好きです。
Michelleシリーズは、日常生活でのトラブルを小さいミシェルがどう解決していくのか、
この年になっても、興味津々、一緒にはらはらしながら読んでいます。
とはいえ、Michelleシリーズはよく言えばさらっと読めますが、
物足りない人には物足りないと感じるかも知れません。
Sistersシリーズは、ステフ、ミシェルの2人の視点が交互に出てくるため、
2人の気持ちのすれ違いをひやひやと見守れるのが楽しいかも。でも、
正直、物語によっては、わざと2人の行き違いをつくるために
話の流れに無理を感じることもあります。
Stephanieシリーズを挙げなかったのは、言ってしまえばわりと、
ほれたはれたとったとられたの恋物語が多く、あまりそれには興味がないからかも知れません。
逆にそういうのが好きな方には楽しめるシリーズだと思います。分量的には
一番多くてお得(?)ですし。
まずは1册ずつ買ってみて、好みを見つけるのがいいかも知れません。
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じゃあ、それぞれのシリーズの中でのお薦めは?
Michelleシリーズなら
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#08 My Fourth-Grade Mess"と
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#10 My Best Friend is a Movie Star!"が、
ミシェルの気持ちの流れが手にとるように伝わってくる物語で特に楽しめました。
また、
#31 Unlucky in Lunchは、小学生が学校の授業の一貫でビジネスをするというところが
ユニークでした。
そして、偶然にも、この3册とも筆者がCathy East Dubowskiだったために、わりと
この筆者のものを好んで買ったりしております。
Sistersシリーズなら
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#09 Substitute Sister"でしょうか。ステフと一緒にいたくてやきもちをやくミシェルと、
ミシェルのことを大切に思いながらも転校生シンシアの世話をやくステフ。
姉妹愛を感じさせられるお話という点で一番Sistersらしいと思いました。
Stephanieシリーズは、実のところあまり読んでいません。なので、お薦めと言えるかどうかは
わかりませんが、
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#16 Wish upon a VCR"ではステフの奮闘ぶりに引き込まれました。
これは物語とはいえ、アメリカの中学生って、実は結構大変だったりするのですよね。
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物語よりも表紙の写真重視で購入を決めてもいいものでしょうか?
それもありかなぁと思います。ただ、表紙の印象=物語の
面白さではないし、表紙の写真はごく稀にですが、変わることがあるようです。
現にSistersの4巻の表紙は全然違ったもので、びっくりしました。
それでも、ステフもミシェルも変わらず可愛かったのですけれどね。
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